まだまだ言葉を覚え始めの我が家の上の子は『おおきい』と『おおい』と『おもい』の違いがはっきりと分かっていない状態です。そこでどうやって伝えれば違いがわかってもらえるのか、どうすれば言葉の理解が深まるのかを試行錯誤して成功した方法をお伝えします!
この記事はこんな悩みがある人におすすめ! |
・『おおきい』と『おおい』と『おもい』を正しく使い分けることが難しいお子さんに違いを伝えたい |
・そろそろ『大きい』『小さい』や『多い』『少ない』を教えたい |
我が家ではあまり『お勉強をする時間』という風に決めて『教える』というスタンスは取っておらず、なるべく普段の生活の中で『あ、これは〇〇を伝えるチャンス!』というタイミングで子供が楽しく知識を増やすことが出来るようにしています。
その中でも効果があった方法をご紹介します!
『大きい・小さい』の理解度を確認する
我が家の上の子は『重い』という言葉を他に比べて比較的早い段階で覚えました。(自分のリュックが重かったのでしょうか・・)そのため、2つ大きさの違うものを並べて『どっちが多い?』と聞くと『こっちが重い』と答えていました。
数の時は『お・お・い』だよと何度か説明したのですがなかなか伝わりませんでした。そこでまずは『少ない』という言葉の意味が分かるようにどうすればいいのかを考えました。
第一段階としてはまずは『大きい・小さい』がわかっているのかを確認します。
①大きさの違う大小のお皿やお椀を1セット用意します。
②子供に『どっちが大きい?』『どっちが小さい?』と聞いてみます
ここで大体、問題なく答えられたら次に進みます。
もしどっちが大きいか、もしくは小さいかわかっていないようでしたら一旦は大小を重点的に教えます。
『大きい』と『多い』の違いを教える
③今度は小さいほうのお椀(お皿でもOK)に子どもの好きな食べ物(我が家ではブルーベリーやイチゴ)等を入れます。この時に小さいほうのお椀に多めに入れて、大きいほうのお椀にはほんの少しだけ入れます。
④子供に小さいほうのお椀を指さして『こっちがおおい』そして大きいほうのお椀を指さして『こっちがすくないだよ』と伝えます。
※さきに小さいほうが多くなるようにすることで『おおい』と『おおきい』が違う言葉である事を感じてもらいます。
⑤今度は大きいほうのお椀が多くなるように調整して『こっちがおおい』小さい方法お椀を指さして『こっちが少ない』と伝えます。
お椀に入っている食べ物の数を調整して何度か④と⑤を繰り返してわかっていそうだなと思ったら⑥に進みます。
『少ない』の理解を定着させる
⑥今度は子供に『どっちが少ない?』と聞きます。
⑦大小のお椀に入っている食べ物の数を調整して何度も『どっちがすくない?』と聞きます。
正解すると一つ食べ物を渡すようにしてゲーム感覚で聞きます。
※我が家では『多い』『少ない』を両方同時に教えるのではなく、まずは『少ない』を何日かかけて先に定着させてから『多い』に進みました。『おおい』と『おもい』という言葉が似ていて発音が難しそうだったからです。
『重い』と『多い』が混乱している子に伝える方法
まず、『重い』をわかってもらうためにカバンに子供が持てる程度の重めの本(図鑑等)を2〜3冊くらい入れて持ってもらいます。
そして『おもいねー!』と言って重そうに待ちます。
その後、薄めの軽い本を5〜10冊くらいカバンに入れて持ってもらい『あれ?さっきよりかるいねー!』と言って重いカバンと軽いカバンを持ってもらうのを何回か繰り返し今度は本だけを持ってどっちが重い?と聞きます。
これを何度か繰り返すと『重い』と言う言葉が何を意味しているのかわかるようになります。
ポイントは図鑑などであれば本の数自体が少なくても重くなるということをわかってもらうことです。
『重い』がだいたいわかるようになったら今度は図鑑2〜3冊と薄めの本5〜10冊を並べて『どっちが多い?』と聞いてみます。
『重い』と『多い』という言葉のどちらを先に話し出すのかはお子様によって違うと思いますので適宜方法は合わせてアレンジすると良いと思います。
あまり無理強いはせず、あくまで子供が楽しいゲームをしているという感覚をもつようにするのが一番のポイントだと思います!
まとめ
言葉でのコミュニケーションが進んでくるとそれまでは多少はっきりと発音していなかったり、間違っていてもママ・パパが子供の一つ一つの言葉を先回りして想像力をフル稼働にして理解出来ていても保育園や幼稚園のお友達や先生とは意思疎通が難しくなってきます。
それには少しずつでも1語1語の意味を丁寧に教え正しく言葉を使って表現できるようになるのが円滑なコミュニケーションの第一歩です。
是非、ご紹介した方法を試してみて下さい!
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